REWORK

新しい働き方 / 営み方を実践するメディア

こだわりのインテリアに囲まれて、“誇らしい働き方”を。

明るい光が差し込む開放感抜群のオフィスに、おしゃれなカフェのようなインテリア。木枠の窓サッシやレトロな家具、デザイナーズチェア……など、センスよくコーディネートされた空間は、働く場所であることを一瞬忘れてしまいそうになる。こだわりがたくさん詰まったオフィス、そのコンセプトや魅力についてお話をうかがった。

こだわりのインテリアと3面採光で開放的なオフィス空間
company profile

株式会社パイロッ㌧

業種:ダイレクトマーケティングに関するコンサルティング業務

創立年:2012年8月

入居時期:2016年7月

社員数:13名

商品を直接カスタマーへ届ける、ダイレクトマーケティングのコンサル会社。

小売を通さず、お客さんへ直接商品やサービスを届けるダイレクトマーケティング。イメージしやすいのは通販だが、この仕組みをいかに効率的に、費用対効果を高めながら拡大していくかを提案するのがパイロッ㌧の仕事だ。

テレビ通販に関する事業が同社のメインで、番組制作から放送局のアレンジ、販売のトークスクリプトからコールセンターのマネジメントなど、企画から販売までを一気通貫したコンサル業務を行っている。

パーテーションがなく、Yチェアやイームズはじめ、数々のデザイナーズチェアが目を引くワークスペース。パーソナルスペースを広く取りたいという考えから、ゆとりのある空間には、スタッフが作業をするためのテーブルがいくつも置かれている。

代表取締役の栗田浩行氏

自分たちの色を出せて、訪れる人のテンションを上げてくれるオフィス。

お話をうかがったのは、同社の代表取締役・栗田浩行さん。2012年に、東新橋の10数㎡のオフィスでひとりで会社を立ち上げ、事業拡大に合わせて馬喰町へ。さらに人が増え、こちらのオフィスへ移転したそう。

「ここに決めた大きな理由のひとつが、とにかく明るくて見晴らしがよかったこと。三面採光で、周辺を見通せる眺望が気に入りました。メンタル的にいいのはもちろん、『見通しがいい』のはビジネスをするうえで縁起がいいなと思って」

条件は、100㎡超の広さがあることで、エリアは千代田区周辺。千代田区にこだわったのは、取引先の会社が多くあることと、東京駅などに近くアクセスがいいというのが理由。今後、さらに社員を採用するにあたっても有利だと感じたという。

「移転して何よりよかったのは、立地・広さ・間取り含めて、人様をお招きしやすくなったこと。お取引先の方はもちろん、タレントさんが来て打ち合わせをすることもあります。新しいオフィスビルはコストもかかるし少し味気なく感じたりもするけれど、ここなら手を加えて自分たちの色を出せる。訪れる人たちのテンションを上げてくれる、営業ツールにもなっています」

執務空間とエレベーターホールの間のエントランス空間

絶妙な力の抜き加減と古さを生かした空間の魅力。

窓の外に広がる神田と秋葉原の街、この立地も決め手のひとつになったそう。

「オフィスのそばにある万世橋は、トラディショナルな神田エリアと最先端のものが集まる秋葉原エリアをつなぐ橋。僕たちがやっているビジネスも、テレビだけにとどまらず、チラシや新聞広告といったいわゆるオールドメディアと、常に最新のものを追いかけ続けなければいけないネット広告をうまく融合させ、提案していく仕事なんです。そういう意味でも、すごく象徴的だと思って」

物件自体、いい感じに力が抜けていながら、デザインするところはきっちりとリノベーションされている。古さを残しつつ、それを生かした雰囲気が気に入っている、と栗田さん。

「起業する前は広告代理店で働いていましたが、忙しくて倒れてしまって、働き方自体を変えないとダメだと感じたんです。疲弊してモチベーションが消えてしまっては、自分たちのためにもクライアントのためにもなりません。だから今は、とにかく従業員の幸せを犠牲にしない。そんな“誇らしい働き方”ができる空間がつくりたいと思って」

それぞれの心地よい空間で好きな時間に仕事ができる環境
シーンごとにさりげなくセレクトされた家具たち
こだわりのアンティークブック、こちらも栗田さんのコレクションのごく一部
家具の素材を統一することで一体感が生まれる

会社も、空間も、“愛される”から輝きを増す。

「オフィスっぽくない空間づくりは当初から目指していました。カフェに来て仕事をするような感覚を大切にしているので、席はフリーアドレス、勤務時間も完全にフレックスにしています。意識しているのは、個性を大事にしながら、チームとしての連携も大切すること。そのバランスがなかなか難しいんですが……」

自称“椅子マニア”の栗田さんは、インテリアやオフィス環境には相当なこだわりがある。大事にしているのは、なわばりの広さ。長時間を過ごすオフィスだからこそ、ゆったりとしたパーソナルスペースをとること。また温かみがあって、有機的なつながりのある空間をつくりたいという。

「テーブルもイスもすべて種類が違いますし、下手をすると離れ離れでバラバラな印象になってしまいます。そこで、たとえば机は天然木、イスはレザーかファブリックと、無機質ではないものを選ぶ。離れているけどつながっている、オフィス全体でひとつに感じられるように心がけて。誰も何も言ってくれませんが、たぶんいいなと思ってくれていると信じています(笑)」

上から目線でクライアントに提案するのではなく、“可愛がられ、愛される会社”を目指している。取材の冒頭に、そう話してくれた栗田さん。

「この空間には、古さを生かしたよさがあります。古いものって大事にされないとただのゴミになるけれど、愛されているとヴィンテージやアンティークと呼ばれ、価値が上がる。リノベーション物件も同じで、誰かがその建物を愛して、もう1回息を吹き込むからこそ輝くはず。やっぱり、場所もモノも人も仕事も愛されて輝くものだと思うんです」

 

このテナントが入居するビルの情報

Office with material (東京都千代田区神田須田町)

 

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